夏の終わりに想うこと

一年中綺麗な雪を降らせるすのーまんが好きです

自担が初めて主演のステージに立ちました

ジャニオタ的に9月の日比谷って特別ですよね。毎年帝国劇場と日生劇場でそれぞれ1ヶ月ジャニーズの舞台が行われていて、お昼12時くらいとか夕方5時くらいになると、有楽町駅から「あ、仲間だ…」って感じの人たちがぞろぞろ歩いている。歴代の自担が9月にはいつも舞台に立っている人たちだったから、ここ数年わたしも劇場に通うおたくの一人でした。今年は通い慣れた帝劇ではなく、日生劇場だったけれど。日比谷にジャニオタが集まってくる感じがすきだし、劇場に行けば誰かしら友だちに会える感じも一種のイベントっぽくて、わたしは9月が一番すきです。

日生劇場で9/4から9/28まで「少年たち」という舞台が上演されていて、私の担当である岩本照くんが所属するSnow ManというジャニーズJr.のグループが、SixTONESというこれまたJr.のグループと一緒に主演を務めていました。初主演です。
いやー初主演ってなんていい響きなんだろう。これから何回も主演を務めることはあっても(そう願いたい)、初めては1回だけだから。もう祭りですよ。
いつも通りDREAM BOYSを観に帝国劇場に通う気満々だったのに、「少年たちにSnow Manの出演が決定しました!」って情報局からのメールにびっくりしすぎて電車で立ち上がりそうになった7月。
「でも全員かは分からない」「ドリボと交互出演かもしれない」みたいに憶測が飛び交いましたが 、「チケットが欲しければ3日以内に振り込め」っていう詐欺みたいなメールでもそんなのどうでも良いくらい嬉しかったです。我ながらおたくとは健気ですね…どんな役かなーあの曲歌うのかなーって考えるだけで楽しかった。
ずっとバックで出演するだけだったのに、主演です。1列目です。それだけ出番も増えるはずだしセリフもあるはずだし、ジュニアが主演舞台をやるなんて一大事です。すのーまんのこれまでの年表を作るとしたら間違いなく赤字でフォント大で表記します。『Snow Manの年間スケジュールを崩したい』雑誌での渡辺翔太の言葉を思い出して「崩れた!崩れたよおおおお」って号外を配りたいくらいには嬉しかった。

9月4日 初日。しぬほど緊張しながら劇場に向かいました。ほんとにしにそうだった。わたしは出演しないのに。何をそんなに緊張してたのかなー今思うとよく分からないけど。幕が開くまで何があるか分からないのがジャニーズ事務所だし、ちゃんと主演なのかとか6人ちゃんといるのかとかそういうことも心配してたけど、とにかくそわそわしていた。SixTONESのファンもSnow Manのファンも、多分あの日客席にいた全員がそうだったと思う。
幕が開いて、みんないて、ひかるくんがセリフを話し始めて、なんかもうあんまり覚えていない。主演ってすごい。いちいち感動して胸がいっぱいで、とりあえず今目の前の景色をちゃんと見なきゃ…!って必死だった。客席も独特の緊張感があって、一幕が終わって客席の照明がついて張り詰めた空気が一気に緩む感じがちょっと鳥肌ものだった。幕間のロビーの興奮度合いがすごかった。とにかく今私たちはすごいものを見ている…!っていう興奮。

一幕のSnow Man的な見せ場の一つに、HEARTBREAK CLUBっていう曲を披露する場面があって。
Snow Manが少年たちに出演するって発表される少し前に、少年倶楽部でSixTONESとSnow Manがコラボしたんですけど、そこで披露したのがHEARTBREAK CLUBでした。放送される前からすっごい楽しみにしていたし、実際もすっごいかっこよかったんだけど、なんかこう…消化不良感が拭えなくて。私がすのーまんもストーンズも知らなかったとして初めてこれを見たとしたら、正直ストーンズしか印象に残らないなって思いました。ダンスもかっこよかったよ?アクロもちゃんときまってたよ?バンドもかっこよかったよ?でもとにかく、もっとかっこよくできるじゃん〜〜なんでだよ〜〜っていう悔しさがあって。ストーンズがとてもかっこよくて、曲を自分たちのものにしていたから尚更。そんなしこりが、小さなしこりが残ってたわけなんです。あくまで私の中での話ですよ。

そしてこの舞台少年たちでも、同じHEARTBREAK CLUBを披露しました。今度はSnow Man6人だけで。イントロが流れた瞬間震えました。あの時とは全然違う。自分の中にあった小さなしこりが見事に払拭されていくのが分かりました。刑務所で自由を奪われた少年たちが不満や怒りを思いっきりぶつけて歌うっていう場面なんですけれど、もうさーー超かっこよくて!!!!!これが見たかった!!!!!って感じでした。誰に遠慮することもなく、ステージ上にいる6人が客席全体をどんどん巻き込んでいくのが分かって、これを見れただけでこの少年たちの意味はあったなと思いました。初日のハーブレ後の暗転の中で、客席の割れんばかりの拍手が最高に嬉しかった。

二幕の最後のショータイムでは、SixTONESが『BE CRAZY』Snow Manは『ZIG ZAG LOVE』とそれぞれグループの新曲を初披露しました。初めてのオリジナル曲。新曲!すのーまんは最初6人横並び、逆光のシルエットから曲が始まります。かっけえ。超強そう。アクロバットてんこ盛りで疾走感ある曲ですっごいアイドルで、Snow Manの魅力凝縮しましたって感じで、うわーー勝ったわーーと思いました。グループのオリジナル曲1曲目として大勝訴でした。幕が開く前あんなに緊張していたのはなんだったんだろう。なんの心配も不安もいらなかった。初めての主演で初日で、本人たちも絶対緊張していただろうに、120%でぶつかってこられて、本当に参りました。最高な1ヶ月の幕開けでした。

公演を追うごとにキャストへの愛情も湧くし、みんなの演技もどんどん変わっていくし、毎日本当に楽しかったなあ。SixTONESとSnow Manと関西ジャニーズJr.3人がメインキャストだったけれど、本当にみんなとても良かった。わたしはすの担ですがストーンズも関西もすごく好きになったし、みんながこの舞台に真剣に全力で取り組んでるのが伝わってきて気持ち良かった。「それぞれが個性を生かしながらお互いを刺激し合い」ってよくあるフレーズだけれど、それがこんなにしっくりくるメンバーもなかなかいないと思う。
SixTONESはやっぱり魅せ方が上手いなーと思ったし、良い意味で自信過剰で客席を巻き込む力があるなと思った。関西の3人は、東京の舞台に3人だけ呼ばれたって意味をちゃんと理解していて、ハングリー精神に溢れていてよかった。あとわたしは室看守長がとてもすきでした(突然の告白)本人たちも切磋琢磨しているんだなっていうのが舞台上からも伝わってきていた。毎日たくさんのレポが流れてきて活気あるTLも楽しかった。本人たちと一緒におたくも駆け抜けている感じがあった。

そうしてあっという間に迎えた33公演目、9月28日 千秋楽。もう本当に寂しくて初日とは違った意味で泣きそうで、実際観ながら後半はほとんど泣いてましたが、でも彼らは泣いてなかったなあ。すっごい楽しそうだった。
33回目の日生劇場でのZIG ZAG LOVE、ジャニオタ人生の中で忘れられないパフォーマンスBEST3に入ると思う。すっごいかっこよくてパワフルでキレキレで笑顔がはじけてて、見てるだけで幸せで涙が止まらなかった。あんなに楽しそうなのになんでこんなに泣きたくなるんだろう。
初日は曲も振りも衣装もすべてが新しくて、だけど公演を重ねるごとにどんどん愛着が湧いて本人たちにも馴染んできて、本人たちと一緒に曲も育っていくんだなと思った。これがオリジナル曲かと感動し続けた1ヶ月だったな。本人たちがSnow Manのカッコイイ最高値を日々更新し続けてた。今この瞬間の彼らが、今までで世界で一番かっこいい。彼ら自身が「俺ら今超カッケーな」って顔してた。知ってる(泣)みんな!すのーまんをすきになるなら今だぞ!って心の中で世界に叫んだ。
幕が下りる最後の最後までキャストみんな笑っていて、この1ヶ月をやり切った達成感が伝わってきて嬉しかった。ひかるくんはショータイム一番最後の曲『Will be together』の時はわりといつもキリッとしているんだけど、千秋楽はすごく優しい表情だったな。一番最後の音に合わせてみんな一斉に顔をあげるんだけど、いつもはパンっと頭をあげるひかるくんが最後はふわっと優しく目線を上げていてきゅんとした。1番前で三方礼をしながら何を思っていたのかなー、いつか話してほしいな。

でもね、千秋楽始まるまではもう終わってほしくないいやだいやだって思ってたんです。だけど今はそんなに寂しくない。カーテンコールでいつもの男の子たちに戻った彼らはもうこの先を見ているんだなーと思ったから、この次を待っていようと楽しみに思える自分がいる。『前に誰もいない景色が綺麗で、みんな興奮しています』ってゲネプロの取材で渡辺くんが言っていたけれど、客席から見るSnow Manが一番前にいる景色も、本当に綺麗だったよ。夢のように楽しかった1ヶ月は終わってしまったけれど、この夢の続きもきっともっと楽しいんだろうなー。初日の開演前、本当にしぬほど緊張してましたが、次の初日の時にはきっともうこんなに緊張しない。絶対かっこいいって分かるから。1分1秒かっこよくなるすのーまんに置いていかれないように、これからも気合入れておたくしていきたいと思います。
毎年思い出深い9月だけど、今年はなおさら特別だったなー。出演者の皆様お疲れ様でした。好きになってよかったと思わせてくれるすのーまんありがとう。次のステージでも、光り輝く彼らに出会えますように!